「京都試作ネット・京都大学」視察研修会のご報告

日  時/平成29年11月14日(火)・15日(水)
視察先/京都試作ネット・株式会社名高精工所(1日目)
京都大学 産官学連携本部(2日目)

<視察要旨>
①京都試作ネット
京都南部のものづくり中小企業37社の連携によりインターネットを通じ、試作品の受注や提案・製作を行うシステム「京都試作ネット」が2001年7月に誕生した。発足以来、大手企業や官庁関係をはじめ、さまざまな企業から金属加工をはじめ、試作相談は7500件、その中からの受注実績1000件、受注金額40億円を突破している。
国内最高水準の技術とノウハウで、顧客の課題に最適な試作を提案し、京都試作ネットは、コスト競争力ではなく、開発段階で最も重要視される「スピード」を最優先している。特色は「スピード対応、フルセット受注、シンプル発注」。インターネットを通じて注文を受けると、発注内容に応じて即座に担当企業を選定し、必ず2時間以内に返信するという対応が徹底され、顧客の開発競争をスピードで対応している。

②株式会社名高精工所
100台以上のNC旋盤・マシニングセンタ等を駆使し、自動車や航空機をはじめとする様々な産業機器の金属部品の切削加工、組立を行っている。
自動車のターボチャージャー、飛行機の翼部品、フォークリフト・建機の油圧機器部品、その他食品包装機や医療機器など幅広い分野のものを扱っており、トータルでは1,000を超えるアイテムを加工・組立している。60年以上に亘り、あらゆる業界の切削加工を手掛けてきた経験に基づき、製品の材質、形状に合わせて最適な設備を選択し、より短いサイクルタイムで安定した加工が実現できるよう効率的な治具を自社開発している。
2011年からは、タイ工場も稼働させ、グローバル体制での安定供給を実現している。
特徴(強み)は、鉄やステンレス、アルミなど様々な材料で、1ミリ以下の部品から500ミリまでの部品を作製するができる。確かな技術力で、顧客製品の性能が十二分に発揮できるような製品作りに取り組み、品質・コスト・納期の要望に対応している。

③京都大学 産官学連携本部
京都大学は創設以来、深い思索に基づく創造的な研究や新規学問領域の構築など、世界に誇るべき諸成果をあげるとともに、多様な経験・知見を有する人材を輩出した。
産官学連携本部は、産官学連携に係る調査研究、産官学の共同研究、産官学における国際的連携及び地域社会連携の推進、知的財産の確保と活用、ベンチャーの育成、起業支援等の活動を通じて、京都大学の教育・研究活動基盤の向上目指している。産官学連携を通じてイノベーションの創出と社会貢献を積極的に進め、この目的を達成するため様々な産官学連携の仕組み、組織体制の整備を進めてきた。

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