平成29年度 第3回ビジネスマッチング交流会のご報告

■平成29年度 第3回ビジネスマッチング交流会

日 時/平成30年2月22日(木)15:00~17:00
会 場/「ラ・ホール富士」富士市勤労者総合福祉センター5階 研修室

< 基調講演>
テーマ:生活支援ロボット「ロボットアシストウォーカーRT.2」開発から今後の展望
講 師:RT.ワークス(株) 取締役 CTO 藤井仁氏
2025年には65歳以上の高齢者人口が3600万人に達すると推計されている日本。
藤井仁氏は「老後の豊かな生活を支えるモノを作りたかった」との思いから、船井電機時代にロボット・ITを盛り込んだ歩行アシスト機器の開発に着手した。そして早期事業化に向けて専業メーカーとしての道を選択し独立。2014年 RT.ワー
クス(株)を設立した。
同社が手がけるのはロボット技術とIOTを活用した手押し車タイプの歩行アシスト機器「ロボットアシストウォーカー」。製品コンセプトは「介護を必要としない高齢者に歩く喜びと楽しみを感じてもらうこと」。高齢者が簡単に操作でき、買い物など日常生活での屋外移動で利用する。医療用ではなく、あくまで「医療の一歩手前」での使用を想定している。
2015年7月、同社にとって第1号製品となる「RT.1」を発売。各種センサーを内蔵し、路面状況や歩く速度、荷物の重さなどを検知。ハンドルに手を添えるだけで歩行をアシストする。ブラシレスモーターを2機搭載し、上り坂はパワーアシスト、下り坂は自動減速する。全地球測位システム(GPS)などを利用し、歩行経路や位置を家族がモバイル端末で確認することも可能。一方で、オンライン接続できることで介護保険が適用されないなど課題にも直面。価格も1台22万8000円と高価で、苦戦を強いられた。それらの課題を踏まえ、第2弾となる「RT.2」を発売した。オンライン機能を外して介護保険の対象とし、価格は11万8000円に抑えた。重さもRT.1から6キログラム軽い9キログラムとした。当社は、一般的な老人と介護の必要な人をターゲット市場とし、今後、事業展開をしていく方針である。

<企業発表>
テーマ:高付加価値な農業戦略から機能性食品開発に挑戦
発表者:(株)不二工芸製作所 研究開発室長 前島靖勲氏
「不二工芸製作所」という名のとおり、創業時の業種は木工業(下駄加工卸業)であった。
その後、電子機器の最大手であるカシオの下請けとしてデジタルウォッチ等の生産時期を経て、かねてより抱いていた「脱下請け」~「自社ブランドの創作」を目指した。結果、高付加価値な農作物をバイオという観点から捉え、それを実現すべく平成8年にアグリ事業に進出し、さらにバイオ事業との2事業部制を確立した。アグリ事業は野菜栽培プラントを新設して野菜生産を開始し、バイオ事業は健康食品製造に特化しつつ、加えて野菜由来製品の研究開発部門を担っている。
日本人が伝統的に親しんできた「そばのスプラウト」(新芽)を特殊な技術で発酵の開発に成功した。
アグリビジネスの高付加価値への提案を行うべく、公的機関、大学と連携を強化し、日々情報収集を行っている。

< ビジネスマッチング交流会(意見交換会)>
運営委員の松坂氏の挨拶で開会する。参加者は名刺交換を行い、ネットワーク強化がはかられ「連携による新たなビジネスチャンスの構築」が検討された。また、参加者は「ロボットアシストウォーカーRT.2」のデモ機を実体験した。
最後に東海大学 影山教授の挨拶で閉会した。

以上、第3回ビジネスマッチング交流会を終了した。

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