平成30年度 第2回ビジネスマッチング交流会のご報告

日時:平成30年11月29日(木)15:00~17:00     会場:富士市交流プラザ 会議室

○基調講演

「クラウドファンディングの現状と活用事例」

講師:ブリッジソリューションズ(株) 代表取締役 阿部 満 氏

クラウドファンディングとは、クラウド(群衆)とファンディング(資金調達)を足した造語であり、株式と同じ原理である。ネットを使って人から「お金」を集める仕組みづくりのことで、人間の心理を突いた行為であり、話題になることとお金になることとが結びついた「投げ銭」に似た行為である。クラウドファンディングには、支援金額に応じて金銭以外のモノやサービスを提供する売買型や寄付型がある。また、利益に応じて出資金に金銭や株式を発行する投資型、お金を借りて返す借入型などがある。
売買型で有名な運営サイトが、サイバーエージェントの「Makuake」である。イベントやセミナーが多く、募集金額が高額なものが多いのが特徴である。投資型の事例「セキュリテ」は、様々な地域や分野から事業を選べる。事業者の顔やお金の使い道が見える、分配金の他、出資者限定商品、ツアー、企画会議などの様々な特典がある。借入型の事例「クラウドバンク」は一般個人、少額からでも多くの人が集い資金を集約することによって、小口投資では不可能であった好利回りの投資案件への参加が可能となった。
ネットによる資金集めのポイントは「AISCAS」。すなわち、注意アテンション(A)、関心インタレスト(I)、検索サーチ(S)、比較コンパリゾン(C)、購入アクション(A)、ネット共有シェア(S)である。SNSを活用した口コミ効果が成功のカギを握る。口コミはあらゆる購買判断の20~50%に影響し、日常生活の口コミのほうが少なくとも10倍効果が高い。口コミは信頼され、自然にターゲットが絞られる。高額の支援を得るためには少額でも良いので、出資者にリターンを与えることがポイントである。プロジェクトの資金調達期間は1か月以内がベター。それ以上だと間延びする。動画ありの場合、成功率は50%、動画なしは30%となる。手間をかけることで信頼が生まれ、動いているものを見ると安心して支援できる。達成率が20%を超えると応援してもらいやすくなり、60%を超えればほぼ失敗しない。受けやすい企画には4つの共通点がある ①面白いコト ②新しいコト ③ファンがいること ④世の中の役に立つことである。販売していないアイデアを公開することになるため、アイデアを盗まれて先行されるリスクがあることを承知しておくこと。また、資金が入金されるまでに時間がかかることを考慮すること。

○企業発表

発表者:西山工業(株) (富士市天間) 代表取締役 小林公一 氏

よい会社とは 社員が幸せな人生を送れるようにする、三方(相手、自分、お客様)よし、笑顔で働くことができる、職場環境が快適である、会社の成長と社員の成長が連動している、地域社会に貢献する。
経営者は、どうしたらお客様によろこんでもらえるかを常に考えるべきで、会社は社員とその家族のものである。会社が成功するためには企業理念を確立すること(50%)、その理念を浸透させること(30%)、企業の戦略(20%)である。人間は「夢」や「希望」をバネにして生きる生き物である。「私はこうなりたい」という希望があって、人間は進む方向に頑張れる。「欲望」と「希望」を取り違えてはいけない。「金儲けをしたい」は欲望であり、希望や目的ではない。中小企業は、心の安らぎの場、第2の家族である。企業の価値は会社の規模の大小ではかれるものではない。

○ビジネスマッチング交流会(意見交換会)

参加者から講演の感想や講師に対する質問、情報交換を行った。

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