先進事例視察研修会(川崎市)のご報告

 ■ 第1回先進事例視察研修会

日 時/平成28年9月20日(火)
視察先/株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ

視察要旨
(1)川崎市次世代産業室 「かわさき基準」「ウェルフェアイノベーション」について
本市ではかねてより福祉・介護産業の振興に取り組んでおり、平成20年3月に「かわさき基準(KIS)」を策定した。
安心社会の実現と本市の持続的な成長を図るため、「ウェルフェアイノベーションの推進」に取り組んでいる。
「川崎市ウェルフェアイノベーション推進計画」を策定し、福祉と産業の多様な関係者によるネットワークの基盤として「ウェルフェアイノベーションフォーラム」を設立している。
今後は、推進計画に掲げる事業を進めていくとともに、参加者間による福祉製品の開発・活用を行う取組を創出していく。
かわさき基準が対象とする福祉製品は、「高齢者・障害者を含め、あらゆる利用者の日常生活の活性化を促す製品・設備・建物・サービス類」。狭義の「福祉用具」だけでなく、だれにでも使いやすいように配慮された「共用品 」等も「かわさき基準」の対象とし、過去8年間において166の製品を認証している。
(2)(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ Live Talkについて
社名である「ソーシアルサイエンスラボラトリ」は、「サイエンスを活用して心豊かな社会を創造し人々を幸せにするために、とことん探究する」という思いがその骨格にある。
当社では、かわさき基準認証製品として、聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk」を2015年5月中旬に企業や学校向けに販売開始している。
聴覚障がい者が会議に参加する場合、筆記通訳などによる情報伝達では議論の内容をリアルタイムに把握することが難しく、そのため適切なタイミングで発言機会が得られないという課題があった。また、情報伝達者の負荷も高いため、聴覚障がい者が会議や打合せに参加する際のハードルが高かった。本製品は、会議や授業など、複数人が情報を共有する場において、発話者の発言を音声認識し、即時にテキストに自動変換して複数のパソコン画面に表示することで、聴覚障がい者を含む参加者全員がリアルタイムに情報を共有できる。パソコンからのテキスト入力やスタンプツールなどの機能を装備し、これまで聴覚障がい者と健聴者が同じ環境でともに働いたり学んでいく上で必要であった、筆記通訳などの情報保障がなくても円滑な双方向コミュニケーションを実現している。

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