
(21年1月の情報連絡員月次景況調査より)
静岡県中央会に設置されている情報連絡員〔協同組合等の役職員87名に委嘱〕による毎月の景況調査の概要です。
概況
調査対象となる9項目のうち、在庫数量が前年同月を下回る結果となった。他の8項目は、依然厳しい状況で、近年で最も高い悪化傾向を示した。
前月の値との比較でも在庫数量を除く8項目で、悪化幅が拡大。世界的な不況による製造業の減産や雇用調整、個人消費の減退を原因に売上が減少し、同時に企業収益が悪化。中小企業の景況は、大幅に減退している。
業界の声
対象17業種より抜粋
- [印刷] 静岡市
- 10月頃より月を追って売上が減少。企業は無駄を省き必死で売上を伸ばそうとしている。業界全体が相当痛んできた。
- [鉄鋼・金属] 湖西市
- 年明け、期待に反し発注は回復せず。設備投資的な仕事に携わっている企業は、特に世界的な不況のあおりを受けている。
- [一般機器] 富士市
- 3次4次下請は仕事量が激減。不況業種では週休4日というところ。生産の3割減はよい方で、5割6割といった話もある。
- [建設] 藤枝市
- 公共工事を主としている事業所では、完成検査の遅れなどにより工事代金の入金がなく、人件費、材料費を借り入れに委ねることも。資金繰りに厳しい状況が見られる。
- [運輸] 静岡市
- 自動車関連事業の大幅な生産減少により、一般貨物においても輸送物量が激減し稼働率が大きく低下している。
DI値の推移
※DI値=[(増加・好転組合数−減少・悪化組合数)/対象組合数]×100

なお、「在庫数量」のみマイナス値が大きいほど好要件としている。