ネットサーフィング
富士の叫び
フラッシュ
特集
INFOMATION
ネットワーク
東西見聞録
くみあい百景
ワンポイント
読者プラザ
編集室だより



特集 SPECIAL EDITION

誌上暑中お見舞交換
静岡を舞台とした映画・小説



静岡出身の作家たち

湯ヶ島で少年時代を過ごした井上靖や藤枝生まれの小川国夫、詩人としてH氏賞、小説家として芥川賞を受賞した三木卓らがよく知られている。
このほか、「時代屋の女房」などでお馴染みの村松友視(清水市)、「らせん」「リング」で一大ブームを巻き起こした鈴木光司(浜松市)、推理小説の志茂田景樹など、意外な売れっ子作家を多数輩出している。
喜びも悲しみも幾歳月

制作1957年 監督・原作・脚本 木下恵介
       主演 佐田啓二、高峰秀子
北は納沙布(ノサップ)岬から、南は五島列島・女島まで、灯台守夫婦の25年を日本各地の風物をからめて描き感動を呼んだ。同名の主題歌は大ヒットとなり、今でもナツメロとして歌われている。
御前崎灯台では大掛かりなロケが敢行された。

浜岡砂丘で撮影…「砂の女」

制作 1964年 原作・脚本 安部公房
監督 勅使河原宏
出演 岡田英次、岸田今日子

読売文学賞を受賞した小説を、原作者の安部公房自らが脚色。前衛的な作品をモノクロームに映像化し、カンヌ映画祭特別審査員特別賞をはじめ、数多くの賞を受賞した。
砂丘地帯に昆虫採集にきた高校教師が、一夜の宿にと、砂の穴の中にある女の家に泊ったばかりに…。文明の囚人となった現代人を象徴的に描いたショッキングな作品。その映像のなかで浜岡砂丘の果たした効果は言うまでもない。


中小企業静岡(2000年 7月号 No.560)