[保存について]
出来たてをなるべく早く、が美味しく召し上がる基本ですが、やむなく保存となるで
しょう。
そんなときに、「沼津ひもの」は冷凍された鮮魚と考えて取り扱ってください。
つまり、ご購入後はすばやく冷蔵庫へ。
保存期間の目安は、
一、冷蔵室で1週間
一、冷凍庫で1ヶ月 (あくまでも目安です。お早めにお召し上がりください。)
[焼き方について]
干物を上手に焼くコツは、「強火の遠火」! これが基本。
これを炭火でやったら最高でしょう! 炭火に焦げる魚脂の香りはたまりません。
ご家庭では、なかなか炭火は使えませんね。
ガスコンロを使う時には、焼き網を2枚重ねたり、焼き網にゲタを履かせてコンロ
から高くして「遠火」状態を再現できます。
干物を乗せる前には、焼き網は十分に熱しておき、油又はお酢を塗っておくと、皮が
付きにくくなります。
グリルを使う場合には、グリルにお任せということになりますかね。
あと、沼津で作られた冷凍された干物を、わざわざ解凍してから焼く方がおられる
ようですが、凍ったまま焼いてもらってOK!です。
解凍する内に、ドリップとして旨みが流れ出たり、魚脂が酸化してしまう可能性大!
沼津で作られる干物が冷凍されているのは、これらを防ぎ作られてすぐの魚の鮮度を
保持しようとするからです。
「凍っていると身の中まで火が通りにくいのでは?」と考えるのかもしれませんね。
そこで、”「強火の遠火」でじっくりと”となるわけです。
’ほくほく’とした身離れの良い美味しい干物が召し上がれるでしょう。
干物を先に皮側から焼くか、身側から焼くかという議論がありますが、これは干物の
街沼津でも意見が分かれるところ。
両者の言い分とは、
●皮側から先に焼く派
◆身側を先に焼いていくと、表面が焼けない内に身から旨みが流れ出てしまう。
◆表面が生のうちに焼き網に置くことになり、身が焼き網に付いてしまい、焼き
崩れし易くなる。
●身側から先に焼く派
◆昔から、”川魚は皮から、海魚は身から!と、先に焼く側は決まっている。
◆先に身の表面を焼くことで、身の旨みがとじ込められる。その後皮側からじっ
くり熱を通せばよい。
以上はほんの一例。
皆様は、賛同できる方法で自分好みの焼き具合でご賞味ください。
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