静岡県茶商工業協同組合
 
 
知って得するお茶知識
Q & A

●なぜカマボコ型に植えるの?●sodate02.gif (21851 バイト)

昔は庭に植えられてた伸び放題の茶の木から葉を摘んでいました。喫茶の習慣が普及しお茶が不足するようになると、茶の木を一ヵ所に集めた茶畑ができました。しかし、伸び放題にしては背が高くなりすぎて、茶の木によじ登って摘まなければなりません。
その後、茶の木を途中で切ることにより、枝数が多くなる事が発見され、摘採面積が広くとれ、機械の刃形に合った半円球としたために、現在のカマボコ型になりました。

●お茶はなぜ斜面に植えるの?●

茶の木は、本来的には日陰を好む性質をもっていますが、日本茶のような小葉種の茶の木は、日当りが良く、傾斜地のように自然に排水がなされる土地を好みます。
良質のお茶は山間地でできるといわれるのは、日温較差が大きく、冬でも日当りが良く暖かな南向きの傾斜地が茶の木の育成にとって最適の条件となるからです。もうひとつの良質のお茶のできるところとして、「朝霧」が立ちこめるような山地がよいといわれてきました。

●茶の木の寿命は?●
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茶の木の寿命は、今のところ断定はできないようです。静岡県の御殿場市の「駒門の大茶樹」は、天保の頃から成育していたと推定されますが定かではありません。その他にも藤枝市の「瀬戸ノ谷の大茶樹」は樹齢200年といわれていたり、もう枯れてしまいましたが、静岡県の春野町には樹齢450年という大きな大茶樹がありました。

 

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