メガネの基礎知識

白内障手術体験記

はじめに

下記の記事は静岡県眼鏡商業協同組合の理事長、藤原幹也氏(メガネのフジワラ)が実際に白内障となり手術した経緯を、自らレポートした体験記です。
高齢化が著しい現在、白内障は多くの方が悩まされる病状です。
一人でも多くの方にこちらのレポートを読んで頂けたら幸いです。

白内障 before and after







【白内障の自覚症状と視力】

自覚症状は、4年前位から日差しが眩しく感じられるようになってきました。
当時矯正視力は左右とも1.2×S-3.00でした。
日常生活には、何ら不自由を感じることはありませんでした。
徐々に車の夜間走行の時に対向車のアップライトが「いやに眩しいな」程度で日常生活に何ら不自由を感じませんでした。
今年に入り対向車のアップライトのため一瞬ハレーションを起こし何にも見えなくなり急停車することがありました。この時白内障の手術の決意をいたしました。(この時の矯正視力1.2×S-3.25C-1.0Ax90)

 

【白内障手術をどの眼科にするかの選択と決定】

眼科医三國先生診察の結果中心性白内障であることが判明し、白内障の手術をどこでするか?この時から術後経験者の情報・眼科医等の助言等情報収集を開始しました。
結果、伊豆の国市田京矢田眼科医院としました。
理由は、21年度手術件数2276件の実績と術後経験者の評判でした。

矢田眼科医院は、矢田先生・矢野先生・堀江先生・中山先生・剣持先生・茅根先生の6人の先生が診察診療をしていました。
看護士とスタッフの人数の多さ、システム化された診察対応に驚きました。


【矢田眼科医院の白内障手術の特徴】

白内障手術は技術の向上、安全性、術後の合併症等のアフターフォローまで完璧でした。
また、手術直前の消毒には「オゾン水」を使用しているとのことでした。
オゾン水はあらゆる細菌・ウィルスを瞬時に殺す働きがありますが、人体には 無害という優れた性質を持っています。
もちろん、手術室は最新の空調設備を備えた無菌室です。
矢田眼科医院では術後眼内炎の発症をゼロにすべく、日々努力を傾けて、術後緊急事態の対応まで完璧になっていました。



 

【矢田眼科医院の白内障手術の説明会 11/29】

2:00

受付に診察券提出

2:15

眼圧・視力検査開始 
術後の視力遠方重視(裸眼0.8を希望)に決定する

2:30

左写真の研修室にて患者と付添人が集合

2:50

矢田先生より手術過程、処置説明

3:00

吉川看護士よりプロジェクターによる白内障手術の前後の解説

4:15

矢田先生による診察開始

4:30

矢田先生による診察終了

5:10

会計終了

5:30

薬局にて、薬購入後帰宅

 

 



















【矢田眼科医院の白内障手術日 12/9】

8:15

ミドリンP(散瞳剤)点眼

9:15

受付に診察券提出
第2回ミドリンP(散瞳剤)点眼

9:45

左写真 手術待合い快復室に入室
手術着に着替える

10:45

16番目の手術まで看護士に麻酔点眼薬2回受けながら順番待機

10:50

手術準備室に患者2名入室
点滴・右耳に耳栓を装着し手術順番待機

11:10

私の順番となり介護人と共に手術室入室
手術椅子に座る

11:20

手術室退出

11:30

矢田眼科医院 会計終了

11:35

昼食(マックのダブルバーガーセットがすごく旨く感じたのは?)

 

【矢田眼科医院の日帰り白内障手術中の目視と過程】

11:00

手術準備室に入室。
看護士2名により点滴、酸素吸入をされた後、
麻酔点眼後、眼球をオゾン水で洗浄する。

11:10

私の順番となり介護人と共に手術室入室。
介護人と共に前の手術者が手術椅子から降りるのを末。私の順番となり、手術椅子に座る。
手術椅子が看護士によりリクライニングされ頭部位置をセットされる。

11:12

手術する右目に鉗子に変わるペーパーを張られまぶたが大きく開けられる。

11:13

右目に穴の開いた手術布を被せられる

11:14

点灯している手術ライトを顔前にセットされ円形に光る発光体しか見えない。
(矢田先生の手、手術用のメスなど一切見えない光の輪の世界)

11:15

執刀医矢田先生の指示により目の位置を指示される。

11:16

オゾン水で洗顔している様子を感知する。

11:17

左上部図のような台形にとても綺麗なターコイズブルーやエメラルドグリーンが見える。
台形が動きながら歪になったり、色が変化しているのを見ているうちに、「終わりました」と声がかかる。
穴の開いた手術布がとられ、なにやら右目の周りを拭いている感覚。
「背もたれを上げます」と言われ手術台が動き出し手術台から降りるよう指示される。

11:20

付添人の誘導で手術室のオートドアーが開く。
そのまま前進し2枚目のドアが開くと手術待合い回復室担当の看護士に血圧を計測され、手術着から平服に着替えるよう促され退出し会計まで徒歩移動。
諸注意や翌日の診療時間を説明後眼科から外へ出る。

11:30

感想を言葉で言うとすれば「アッ」というまで痛みも感じず「何だ!終わったんだ!」という感じでした。

11:35

日帰り手術のため付近で昼食を取る。

12:00

眼科で予約した大仁ホテルにタクシー移動

12:15

大仁ホテル到着

13:25

大仁ホテルチェックイン 412号室
顔が気になり写真撮影大げさな眼帯に「ビックリ」。
白色発泡スチロール製でした。

14:55

矢田眼科指定の電話番号に術後合併症「眼内炎」等異常観察のため現状報告と確認をする。


【矢田眼科医院の日帰り白内障手術 翌日12/10】

8:00

矢田眼科受付

8:15

眼帯を取り(あわてて左目を手で被い右眼の視力確認するも良好)視力検査(裸眼で1.2とのことでした。)

0:00

就寝時には上部写真のアルミニュウム製の保護眼帯をして就寝する。

 

【矢田眼科医院の日帰り白内障手術後検診日12/13】

無事完了する。(裸眼視力 0.7)手術前に依頼した希望度数

 

【矢田眼科医院の日帰り白内障手術 左眼12/21】

午前9:15

13番目に手術
左眼も上記と同じ過程を経て無事手術成功。

 

 

【矢田眼科医院の日帰り白内障手術後 検診12/22】

午前8:30

診察券提出後、眼際を外し、眼圧、視力検査後、
矢田先生より完璧との言葉を頂きホットして
「ありがとうございました。」
と自然にお礼の言葉を発していました。

 

 

【日帰り白内障手術体験談】

手術をする患者としては、不安のない病院で手術をすることが一番望ましいと実感しました。不安を最小にするには医師の技術、病院の設備、スタッフ教育 のレベルの高さ、術後のケアであることを矢田眼科医院で体験し学びました。
私たち眼鏡商は、目の医療の進歩とともに新たな教育を学びエンドユーザーに 喜ばれる医療機関を正しく伝えることも大切なことであると痛感しました。
矢田眼科医院 矢田浩二院長先生をはじめスタッフの方々に感謝し体験談を終わります。

この画像資料は矢田眼科医院のご協力を頂き製作したものです。)


2010年12月21日
静岡県眼鏡商業協同組合 理事長 藤原幹也