12 お客様への表敬は最上級の平服で

 みなさんにはこんな経験はありませんか。平服と指定された催しに、指定どおりに平服で出席したら、主催者や世話役などがみんなタキシードを着ていた。
 いうまでもなく服装指定とは参加者全員のフォームを揃えることによって、その会の格調を高度に維持することが第一目的であるはずです。全員とは参加者だけでなく主催者ももちろん含まれてのことです。服装指定をした張本人が指定以外のものを着るなどということが許されるはずがありません。
 服装指定をするためには、まず主催者がなにを着るかを決める。そして次に主催者と同じものを着ていただくようお客様にお願いするのが順序です。
 招待者に対する主催者、ホストとしての表敬は、決してタキシードを着ることではありません。案内状の指定どおりお客様と同じ平服を、誰よりも完璧に着こなせばいいのです。


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 1 不似合いな客は壁際の柱の影に
 2 エレガントな夜の装い 無地、暗調、光沢
 3 ショーとディナーと蝶ネクタイ
 4 シャワー、髭剃り、無地の服
 5 その名のとおり『はじめに時間ありき』
 6 広義のフォーム『みんなと同じ装いを』
 7 フォーマル・ウェアは二種類ある
 8 完璧さが求められるプロフェッショナルの答え
 9 みんなと同じ装いをするために
10 主催者自身が当日なにを着るのか
11 パーティはすべて夜の雰囲気で
12 招待客への表敬は最上級の平服で

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