7 フォーマル・ウェアは二種類ある

 結婚式と披露宴、この二つは連続して進行するので、一つの行事のように考えられがちですが、結婚式は儀式、披露宴は宴会で、この両者はまるで性質の異なるものなのです。
 さて、フォーマル・ウェアにも、(儀)式用と宴会用の二種類があります。少々乱暴ですが、前者がモーニング・コート、後者はディナー・ジャケット(タキシード)と簡単にまとめておきましょう。
 ところで、誰もが知っているとおり、モーニング・コートは昼間に着るもので、ディナー・ジャケットは夜のものです。それでは昼間のパーティに出席する時にはどちらを着ればいいのでしょう。この答えは、フォーマル・ウェアに関する質問のなかでも最も答え方の難しいもののひとつです。一体、何を着ていいのか…。あのテーラーさんなら専門家だからしっているはずだから尋ねてみよう、となります。さあ、あなたはなんと答えますか。


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 1 不似合いな客は壁際の柱の影に
 2 エレガントな夜の装い 無地、暗調、光沢
 3 ショーとディナーと蝶ネクタイ
 4 シャワー、髭剃り、無地の服
 5 その名のとおり『はじめに時間ありき』
 6 広義のフォーム『みんなと同じ装いを』
 7 フォーマル・ウェアは二種類ある
 8 完璧さが求められるプロフェッショナルの答え
 9 みんなと同じ装いをするために
10 主催者自身が当日なにを着るのか
11 パーティはすべて夜の雰囲気で
12 招待客への表敬は最上級の平服で

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