平成30年における特殊詐欺被害件数は423件、被害総額は約7億3,900万円で、被害額は減少したものの、件数は4年連続で増加しており、平成20年以降10年ぶりに400件を超過しました。
「被害に遭わない」、「どちらかと言えば被害に遭わない」が全体の約8割を占めており、高齢になればなるほど、『自宅に詐欺の電話がかかってくるとは思わない。もしあっても声を聞き分けられる』という過信が強く、こうした他人事意識を持っている方が実際には被害に遭っている傾向にあります。
詐欺電話に対しては、詐欺犯人からの詐欺電話を遮断する「迷惑・悪質電話防止装置」を設置し、犯人と会話しないことが究極の防犯対策です。
これまでも警察では、高齢者に装置の重要性を呼び掛けてきましたが、機能の有効性はご理解いただいても、「自分は騙されない」との思いから、設置の必要性を理解してもらえないことや、機械ものの苦手意識から普及していないのが現状であり、現役世代の皆様自らに設置していただくことが最も有効です。
別添のとおり、装置の一例をご紹介しますので、ぜひご家族を被害から守るため、購入や設置のご検討をお願い致します。